昨年度の投資成績

新年度ということで、昨年度の投資成績を見てみよう。

投資成績は通常、暦年で見るが、昨年は3月がコロナショックで株価が底だったので、年度と暦年ではかなり様相が異なるだろう。資産総額ベースで比較してみよう。

 

 年度成績 128%増加  

 暦年成績  23%増加

 

暦年も優秀な成績だが、年度は歴史的な好成績だ。給料、退職金などの所得を差し引いて、純粋に投資勘定ベースでみても、ほぼ倍増している。

コロナショックによる株価の落ち込みと、その後の回復ぶり、財政・金融支援の影響の大きさを物語っている。

 

また、S&P500の推移も併せて見てみる。

 

 年度 2912 → 4019 (38%上昇)

 暦年 3225 → 3714 (15%上昇)

 

これも投資勘定ベースで比較すると、暦年ではほぼ指数と同程度の資産増だが、年度では指数の3倍近い資産増となっている。3月末に含み損を抱えたETFを売却し、SPXLを追加購入した効果が如実だ。

 

さて、この追加購入したSPXLの扱いが中期的にはテーマになる。

昨年6月に約4割を売却し、売却代金で個別株を購入したが、結果的にはそのままホールドした場合に比べ、数百万円の機会損失を被ることになった。

指数が上昇するならば、SPXLを保有するのがほとんどの個別株より有利になる、というのは自明である。

かつ、長期的には指数は上昇する蓋然性が高い(だからこそインデックス投資をしているはずだ)が、ボラティリティを考えた場合にどこまで大胆になれるだろうか。

 

現時点で、総資産の約4割をSPXLなど3倍レバETFで占めている。

今のところ、今年いっぱいくらいは株価は上昇すると判断し、このままホールドを続ける方針である。

先月、購入に踏み切ったビットコインと併せて、もうしばらくはその扱いについていろいろ考えてみよう。

あれこれと悩むのも、投資の楽しみのうちだ。